新型コロナウイルス感染症。
全然、終息する気配がありません。
感染対策をしていれば大丈夫!!
3密回避すれば大丈夫!!
そう思っていましたが、感染対策をしっかり行っていたにも関わらず、友人が感染!!!
もう、誰がなってもおかしくない状況です。
そんな友人の協力により、感染体験談をお届けする運びになりました。
なかなかオープンに体験談を話すことができない、新型コロナウイルス感染症。
感染したら謝罪をする変な風習。
そんな中、ありのままの体験談を公開してくれた友人に感謝です。
***
私は、千葉から都内へ電車で出勤しています。
仕事はサービス業。
シフト制で、毎日、女性のお客様を接客する仕事です。
簡単に経過をお話ししますと、
○月12日 発症
○月13日 病院へ受診しPCR検査
○月14日 陽性判定
○月16日 ホテル療養開始
○月21日 ホテル療養終了
現在は、復帰して毎日普段通りの生活をしています。
コロナに感染したら悪者のように扱われる現状。
なかなかこの経験を周りに話すこともありませんでした。
今回は、私の経験がみなさんの役に立てばという思いと、関わっていただいたみなさんに感謝の気持ちを込めて、
- よく聞かれること
- みんなが気になっているであろうこと
- 私の体験
を、お話しさせていただきます。
Contents
なぜ発症に気づいたの?
これは、私自身が熱に敏感だったからだと思います。
私は、過去に2度インフルエンザにかかったことがあります。
普段、平熱が35℃台。
なので、熱が37℃後半まで上がるとと、明らかに節々が痛くなり、いつもと違うのを感じます。
しかも接客業なので、コロナが流行り始めてからは、熱には注意をしていました。
陽性判定されるまでの経緯
○月12日の夜 ちょっと空咳が出るなと思っていました。
発熱
○月13日の朝 違和感を感じ、朝起きてすぐ熱を測りました。
37.9℃
「やっぱり…熱だ。」
ただ、熱があるだけで、割と体は元気!!
インフルエンザの時のような体全体が痛くて、筋肉痛のように動くのが辛いということもありませんでした。
この日は、出勤日。
会社の方針で、“37℃を超えた場合は出勤しないように”と言われているので、すぐさま店長に連絡をしました。
この時の私は、正直軽く考えていました。
コロナが流行している状況でなければ出勤していたかもしれません。
一応、この時点でコロナも疑いました。
よく言う、味覚障害や嗅覚障害があるかと思い、朝ごはんとコーヒーを飲みましたが、美味しくいただきました。
「ちょっと連勤で疲れてたし。」
「女子の日も近いからかなぁ。」
なんて気楽なものでした。
保健所へ連絡
「安心と念のためを考え検査を受けておこう!!」
と、まずは管轄の保健所に連絡。
PCR検査を受けられるところが限られているという話だったので、保健所に相談しました。
「かかりつけの病院にまず行ってみてください」
と言われたので、
保健所には
- 名前
- 生年月日
- 住まい
- 勤務先
- これから行く予定のかかりつけ医
を伝えました。
かかりつけ医に連絡したところコロナは管轄外。
ネットで、近くにPCRをやってくれる病院はないかと検索したところ、予約じゃなくてもやってくれるところがあったので、そちらに電話をして自転車で行きました。
病院でPCR検査
病院に着いて、再度検温。
36.5℃
「熱下がっとるやんけ!!」
「あー、これは、検査必要なかったかな」
「なんか病院や保健所の人の手を煩わせてしまったな」
とそわそわして待って検査に。
最初にインフルエンザの検査。
そのあとにPCR検査。
こちらは、唾液をひたすら容器にため続けるなんともいえない作業。
淡々と、検査のラインまで一人でひたすら唾液を流し続ける。
割とシュール。
その時の私は
「PCR検査っていくらかかるんだろ。2,3万かかるかな。」
「今日現金もってないからカード使えるかな。」
「なんか時間かかりすぎたら申し訳ないな。」
と、緊張感のないことを考えながら検体を提出。
インフルはすぐに結果が出て陰性。
「ま、そうだ。」と思ってました。
というか、過去2回の自分の経験が「インフルエンザではない!!」と言っていた感じです。
PCRは次の日に結果が出るということで、
「明日の12時に来てください。」
と先生にいわれ、その日の支払いは、初診料だけ。
「あ、これは、大丈夫ってことなんだな。」とちょっと高をくくっていました。
会社へ結果報告
家に帰り、
- 検査結果が出るまでは自宅待機の指示が出たこと
- 保健所に連絡する必要があること
- かかった病院の情報
を、会社に報告しました。
帰宅後は、お家でゆっくりして、夜は誰とも接触しないようご飯を置き配してもらいました。
咳も出ず、熱は37℃いかないくらいでその後も経過しました。
陽性判定
「さぁ!起きて病院に行く準備しよう!!」としていたら知らない番号から電話。
「病院かな?」と思い電話に出ると…
「@@さんですか?○○病院です!」
「はい、お世話になってます。」
「@@さん、検査結果出たんだけど、陽性ね!」
「!!!!!、あ、え!?はい。」
「保健所に連絡しとくから、保健所からの連絡待ってね。」
「あ、あの今日行かなくていいですか??」
↑ちょっとパニック
「来なくていいですよ。お大事にね。」
「わかりました。」
と、あっという間に私のコロナ陽性が確定しました。
いわゆる無症状患者です。
コロナ陽性判定されたらどうなるの??
保健所からの連絡を待つように言われましたが、とりあえず、パニック状態の私。
「マジかよ!?」と、思いながら先に会社に電話をしました。
すると、案の定驚かれました。
わりと体力ある方なので、「え?あなたが!」と言われました。
そんなの私が一番「え!?私!?」と、思ってます!!
保健所からホテル療養の指示
その後、保健所から連絡があり、ホテル療養の指示が出ました。
千葉県では、一人暮らしの陽性者は、ホテル療養。
- コロナは急変することがあるため
- 救急車を呼ばれることも危険を伴うため
と、説明を受けました。
ホテルの場所は、成田。
お迎えの車とホテルの調整をして保健所から案内がまたある事。
ホテル療養に入るまでは、毎日朝保健所より、体調確認の連絡が入ること
職場の管轄の保健所より会社に連絡が入るということだったので、
会社の連絡先と、担当の上長の名前を伝えました
その時に、病院に行ったのは、13日ですが、発症日は症状がすこし出た、12日なりますと言われました。
濃厚接触者特定のための情報提供
「発症日から前2日の間にマスクを介さずに会食や、接客をした方はいますか?」
と言われたのですが、仕事中はマスクの着用を徹底していたため、濃厚接触者に当たる人はいませんでした。
実際、職場では私以外に感染者は出ていません。
最近の研究の結果、発症日の2日前から感染力が強くなることがわかってきているそうです。
さらに、「発症日から2週間以内で会食などありましたか?」といわれましが、その期間は、
- 会社
- 病院
- 歯医者
- 会社帰りにファーストフード店やコンビニ
くらいは一人で行きましたが、そこで感染者と接触したかは不明です。
「保健所大変だな。」
「やること多いな。」
「私、マジでどこでもらった?」
そんなことを考えながら、なんとなくだるさを感じていました。
食欲あり、味覚嗅覚異常なし。
その日の夕飯もUbereatsで誰とも接触しませんでした。
体調チェックの連絡
○月15日の朝 保健所からの体調確認の連絡が入りました。
- 朝の体温
- 咳や体調の変化はあるか
- 息苦しさなどはないか
などを聞かれました。
ホテル療養の調整完了
○月15日の夕方
「明日12時15分にお迎えが行きます」
と、保健所から連絡が入りました。
ホテル療養について、
- テレビ、Wi-Fi、アメニティはあります。
- 基本お部屋からは出れませんので、暇をつぶせるものをお持ちください。
- パソコンなど持ち込む方もいらっしゃいます。
- 常備薬があればお持ちください。
- 嗜好品はありませんので、コーヒーなどお好きなものがあればお持ちください。
- 洗濯はお部屋でできますが、お着替えをお持ちください。
- 携帯や充電器などは忘れずにお持ちください。
- 支払いは発生しません。すべて県でもちます。
と案内がありました。
「千葉県ありがてぇ!!」
と思ったものの、実際行ってみると、私は結構足りないなと感じたものがあったので、
- 実際もっていったもの
- あったらいいもの
を、のちほど“おすすめ持ち物リスト”としてお伝えします。
「行きは連れてってくれるけど、帰り自力の可能性があるな」と思い、スーツケースで用意をしました。
ホテル療養開始
○月16日 感染対策がばっちりされた、ミニバンが迎えにきて元気な陽性者の私はドナドナされました。
この日も、朝から保健所の人が体調確認の電話をくれました。
ホテル療養ってどうなの?
感染対策ばっちり
ホテル内は、フロントの時点から感染予防対策仕様。
フロアにもビニールが敷かれていました。
受付をし、書類をもらいました。
書類と一緒に
- カードキー
- 毎日記入する体調シート
- ホテル療養中の過ごし方
- 体温計
- ごみ袋数枚
を、最初にもらい、いざ、療養部屋へ。
部屋
私はツインのお部屋に入りました。ベッドは2台あるのに、1台はマットレス状態という普段は見ないような状態でした。
- 冷蔵庫
- ポット
- テレビ
- お風呂のアメニティ
- バスタオル1枚
- ハンドタオル1枚
が最初にセットされていました。
エレベーターホール
ほかに、エレベーターホールに、
- 替えのごみ袋
- 洗濯洗剤
- シャンプーやリンス
- 使い捨てのくしや、かみそり
- シャワースポンジ
- ベットボトルのお茶と水
が常備してありましたので、こちらは取り放題。
療養中も差し入れOK
私は利用しませんでしたが、療養中は宅配や、差し入れもOK!!
でも、生ものはダメ。
また、直接受け渡しができないので、エレベーターホールに部屋番号のタグがつけられて置かれるというシステムだそうです。
カードキーで、部屋の電気をつけるシステムのホテル。
これがビックリするくらい、毎日うっかりさんのオンパレードでした。
↑
後ほど
療養開始1日目は、昼から入所だったので、夜ご飯の前に検温と酸素数値と心拍を測って、体調シートに記入。
ご飯はエレベーターホールに取りに行くのと、酸素数値を測る機械もエレベーターホールにおいてあるので、そこで測ります。
その日はまったりお風呂に使って、ゆっくりご飯とコーヒーを飲んで就寝。
この時コップがなくて、焦りました。
夕飯に出たお味噌汁のカップでコーヒーを飲みました。(笑)
持っていけば良かったもの①:マグカップ
療養中の一日のスケジュール
朝6時過ぎに放送が入ります。
「これから食事の準備をしますので、お部屋から出ないでください。準備ができましたらまた放送させていただきます」
食事
1日の食事は、
朝 7:00
昼 12:00
夜 18:00
決まった時間に放送とともに準備されます。
スタッフの方と接触しないよう、必ず前後に放送が入ります。
その時間は、部屋で待機。
ちなみにお弁当はこんな感じ。
朝食↓
昼食↓
夜食↓