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【インフルエンザ】2020年度 新型コロナウイルスとの同時流行が懸念。でも、流行してる?インフルエンザ対応の真実!

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はじめに

例年だと、この時期には流行が始まっている、インフルエンザウイルス感染症。


「でも、今年、まだインフルエンザが流行ってるってニュースやってなくない??」
「新型コロナウイルス感染症にみんな意識がいって忘れられてるんじゃない?」
「インフルなんて大したことないんでしょ?」


確かに、今年は、まだ流行していません。
でも、安易に喜んでいい理由でもないことを、現場の看護師は知っていて、逆に怖いと思っています。

毎年、10人に1人が感染するインフルエンザウイルス感染症。

インフルエンザウイルス感染症の理解と合わせて、今年、まだ、感染拡大していない理由を解説して行きます。

インフルエンザウイルス感染症とは

厚生労働省ホームページより

インフルエンザウイルスが原因で起こる感染症のことを、インフルエンザウイルス感染症といいます。

流行時期

インフルエンザウイルス感染症は、例年、冬季に感染流行しています。
11月下旬頃から感染者数が増え始めます。

長い時には、5月のゴールデンウィーク頃まで感染流行していたこともありました。

今では、夏にインフルエンザウイルス感染症に罹患する事例も増えています。

症状

インフルエンザウイルス感染症を疑うメインの症状としては、発熱をイメージされる方が多いでしょう。
そのほかにも、せき、悪寒、のどの痛み、関節痛、全身倦怠感、頭痛などの症状があらわれるのが特徴です。

最近は、熱が出ない症例や、胃腸炎症状を呈する症例も多く確認されています。

潜伏期間は1~3日です。

感染経路

主な感染経路は、飛沫感染、接触感染、空気感染です。

種類

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型があります。

その年により、流行する種類が異なります。

2009年に大流行した新型インフルエンザ(A/H1N1型)は、今では毎年流行する種類のインフルエンザウイルスとなっています。

感染予防から、“うがい”がなくなったの気づきました??

なぜ流行していない2つの理由

毎年、こんなに感染者数が出るインフルエンザウイルス感染症。

では、なんで、今年は流行ってないんでしょうか??

それには、2つの理由があります。

感染対策が行われている

「マスクをしましょう!」
「手洗いをこまめにしましょう!」
「換気をこまめにしましょう!」
「3密を避けましょう!」

もう、今年、耳にタコができるくらい聞いたフレーズですね(笑)

でも、これは、新型コロナウイルス感染症だけの感染対策ではありません。

インフルエンザウイルス感染症にも有効な感染対策です!!


みんなの感染対策への意識が高まり、正しく感染対策が行われた結果、新型コロナウイルス感染症だけでなく、インフルエンザウイルス感染症も予防することができたということになります。

インフルエンザの検査をしていない

感染対策が行われた結果、インフルエンザ感染症の流行を防ぐことができたのであれば素敵なことなのですが、実は、怖い真実も。

それは、インフルエンザウイルス感染症の検査すら行われていないという事実です。

新型コロナウイルス感染症にかかっているのかをPCR検査や抗原検査で確認するように、インフルエンザウイルス感染症にかかっているのかを確認する検査キットがあります。

発熱外来を行なっている、看護師仲間数名に聞いたところ、新型コロナウイルス感染症の検査は行っていても、インフルエンザウイルス感染症の検査は行っていないとの回答でした。

私の職場も、発熱外来を行っていますが、インフルエンザウイルス感染症の検査は行っていません。
担当の医師に、「インフルエンザの検査も行ったほうがいいのでは?」と言いましたが、聞こえないフリです。

でも、ニュースで両方検査するようにって言ってたような。。。

厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部から、9月に「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」事務連絡がありました。

そこには、“インフルエンザ流行に備えた体制を10月中を目処に体制整備を完了すること”と書かれていました。

しかし、「両方検査しなさい!!」とは書かれておらず、“地域の流行状況に応じた季節性インフルエンザとCOVID-19の検査を進めていくこと”と書かれているだけ。
強制力のない内容でした。

新型コロナウイルス感染症が流行し始めた今年はじめも、インフルエンザウイルス感染症の感染者数が少なかったのを覚えていますか?この時も、「インフルエンザの検査はするな!」と通達が出た病院があったのが真実です。

新型コロナウイルスだけ注意すればいいの?

「検査しないってことは、インフルエンザは大したことないってことでしょ?」

答えは、NOです!


毎年、インフルエンザウイルス感染症にどのくらいの人が感染し、どのくらいの人が亡くなっているか知っていますか??


毎年、インフルエンザウイルス感染症に1,000万人程度感染し、2,000人程度の死者が出ています。
2018年には、死亡者数が3,000人を超えました。

新型コロナウイルス感染症の日本での感染者数は15万人程度、死亡者数は2,000人程度。(2020.12.2現在)

インフルエンザウイルス感染症も、同じように命を奪う、怖い感染症なのです。

新型コロナウイルス感染症だけを怖がっているのはおかしい!!



まとめ

例年だと、インフルエンザウイルス感染症が流行し始めるこの時期。

今年は、新型コロナウイルス感染症のニュースばかりで、インフルエンザウイルス感染症は忘れられているような状態です。


感染対策がきちんとされていることで感染が予防できているのであればいいのですが、インフルエンザの検査がされていない事実もあります。

後者の場合、怖いですよね。


毎年、インフルエンザウイルス感染症に1,000万人程度感染し、2,000人程度の死者が出ています。


怖いのは、新型コロナウイルスだけではないことを理解し、正しい感染対策を継続して行きましょう。

正しい感染対策で、新型コロナウイルス感染症もインフルエンザウイルス感染症も予防することができます!

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  • この記事を書いた人

MoFuegung

1984年生まれのレベル36|子供の頃からずっと幼稚園の先生になることが夢だったが、、、なぜか看護師の道へ進む|国語のテストはいつも70点以下だったが、なぜか文章を書くことが大好きになる|自他ともに認める恋愛体質だが、独身を満喫中|人見知りだと思っているが、誰にも認めてもらえない|誰よりも男らしいと思っているが、「女子力が高い」と言われる ・マイナス思考だと思っているが、「なんでそんなプラス思考なの?」と言われる

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